今回は負けている人の逆のトレードをして儲ける”逆神トレード”の欠点とその改良版”愚者狩りトレード”について紹介します。
逆神トレードとは、なぜか値動きと逆のポジションを抱えてしまう逆神と呼ばれる人たちの逆のポジションを取っていく手法です。
勝ちトレードと負けトレードは表裏一体。逆神トレードは理にかなった手法と思いがちですが、最近その欠点が目立ってきました。
逆神トレードの欠点とは?
逆神トレードの欠点は次の2つあります。
- 逆神がポジションを公開しない。
- 逆神もたまには勝つ。
逆神がポジションを公開しない
逆神トレードでは逆神たちの逆のポジションを取ります。
逆のポジションを取るためには、当たり前ですが逆神たちのポジションを知る必要があります。
逆神たちはポジションをTwitterに公開してくれます。通常はその逆のポジションを取れば良いのです。
しかし、ポジションを取った直後に公開してくれるとは限りません。
逆神たちはどんな時にポジションを公開するのでしょうか。
逆神たちはポジポジ病に罹っていることが多いです。証拠金維持率が100%を下回らない限り、ポジションを取り続けます。
この段階ではポジポジに夢中でツイートはしてくれません。
ポジションが含み損で真っ赤に染まり、新規ポジションやナンピンが打てなくなったときにポジションを公開するのです。
しかし、この段階での逆ポジエントリーは良いものとは言えません。
逆神のロスカットポイントは反発しやすいので、強い反発に巻き込まれてしまうことがあるからです。
逆神たちのポジションをリアルタイムで把握しなければいけないというのが1つ目の欠点です。
逆神もたまには勝つ
2つ目の欠点は逆神もたまには勝つです。
トレードで無敗は不可能であると同時に、全敗も不可能です。
逆神たちは長期では負け続けますが、短期的には勝つこともあります。
例えばレンジ相場の中央でポジションを取った時です。
逆神たちのたまに勝つ流れに乗ってしまうと、資産を減らすだけでなく、逆神に負けたという精神的な苦痛が発生します。
逆神の逆をやって負け続けると、逆神トレードを信じることができなくなってしまうので注意が必要です。
以上の理由から私は逆神トレードはやったことがありません。
自分のポジションと逆神のポジションが逆だったら嬉しいな程度にしか気にしていません。精神安定剤みたいな感じでしょうか。
愚者狩りトレードで頭使わずガッポリ儲ける
「ここが天井ショート一択!」
「〇〇で売って、△△で利確」
Twitterでは多くの人がトレードに関するツイートをしています。
私はエントリーから決済ポイントまで書いている予想を見ると、答え合わせしたくなるのですが、答え合わせしているうちに新しいトレード手法を思い付きました。
その名も”愚者狩りトレード”です。
愚者狩りトレードとは?
愚者狩りトレードについて説明します。
愚者とは愚か者という意味ではなく、タロットカードの愚者を意味します。
タロットカードの愚者は型にはまらない発想力を持った天才を示します。
自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
愚者は中長期トレンドの反発ポイントを予想し、数十pipsの利益を取ることを推奨しています。
中長期トレンド(みんな)と逆をやって利益を取る天才タイプのトレーダーです。
しかし、天才でも中長期トレンドの大きな波には飲まれてしまいます。
愚者が大きな波に飲まれたところを狩りに行くのが愚者狩りトレードになります。
愚者狩りトレードの検証
ここからは実際に愚者を探して、愚者狩りトレードの有効性を検証していきます。
Twitterにはたくさんの愚者がいます。
愚者を見極めるポイントは3つです。
- エントリーポイントと損切ポイントを明記している。
- 損切ポイントが直近(15分足等)の高安値である。
- 中長期トレンドに逆行している。
例えばこの方が該当しそうです。

YouTubeで動画を公開しているようです。
愚者のドル円予想を検証
まずはドル円の予想です。
ドル円は今年に入ってから高値を更新し続けていますが、この方は売りを指示しています。
これは愚者狩りトレードのチャンスです。
早速チャートで確認してみましょう。

激熱のショートポイントと示しているところから下がって行きます。
さすが愚者。予想を的中させました。
しかし、愚者狩りトレードはここからです。
右上の水色で囲った愚者狩りゾーンを見てください。
激熱のショートポイントを超えたところは一直線に上昇しています。
これは愚者狩りトレードが有効と言えるのはないでしょうか。
愚者のポンド円予想を検証
もう1つ見ていきましょう。次はポンド円予想です。
ポンド円は昨年から上昇を続けており、週足では13本連続で陽線となっている中長期は間違いなく買いの通貨ペアです。
これを売れというのですから、愚者狩りトレードのチャンスです。
チャートで確認していきましょう。

激熱のショートポイントに反応しているのか、初めは揉み合いますが、愚者の利確ラインを目指すことなく上昇しています。
中長期のトレンドに逆らってはいけないということがよく分かります。
ちなみに愚者狩りトレードの利確ポイントは、愚者が次こそ反発すると、次の反発点を示したときとなります。
愚者狩りトレードの注意点
中長期トレンドに逆らう愚者ポジションはいずれ狩られてしまうことが分かりました。
愚者狩りトレードでは自分でチャート分析する必要がないため、愚者狩りトレードを続けても自分のトレードが上達しないということに注意してください。
しかし、トレードでは反対目線のトレーダーの考えを知ることも重要なので、自分の目線があっているか確認するのには愚者狩りトレードが役立つのではないでしょうか。
最後に、投資は他人の指示ではなく自己責任でやりましょう。
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